偏頭痛
この頭痛には様々な原因がある。特徴としては、⽚側あるいは両側のこめかみあたりから⽬のあたりにかけて、脈打つように「ズキンズキン」や「ガンガン」といった痛み⽅が特徴。
⼀度痛み出したら4〜72時間続いてしまいます。
症状
頻度:1~2回/⽉多いと1~2回/週
痛み方:時々起こる(間⽋的)ズキンズキン、ガンガンと脈打つような痛み
箇所:⽚側・両側のこめかみから目のあたりにかけて
頭痛のあるときに動くと:動くことで血流が増し悪化、体勢を変えるだけでも悪化する
随伴症状(⼀緒に起こる症状):吐き気・胃のムカムカ・光がまぶしく感じる・⾳が⼤きく聞こえる
前兆:目の前にチカチカとしたフラッシュのような光が現れ視野の⼀部が⾒にくくなる(内輝暗点)
偏頭痛の仕組み
何らかの原因で脳の太い⾎管が拡張するとその周囲を取り巻いている頭の中で⼀番⼤きな神経「三叉神経」が圧迫され刺激を受けます。
刺激を受けた三叉神経からは神経ペプチドと呼ばれる痛みの原因となる物質が放出され、⾎管の周りに炎症が起こります。するとさらに⾎管が拡張しますます三叉神経は刺激される。
この刺激が⼤脳に伝わり痛みとして認識されることによって頭痛が起こる、三叉神経〜⼤脳までの間に中枢神経にも刺激が伝わるため、随伴症状(同時に起こる症状のこと)が起こる。
⾎管を拡張する要素の⼀つにセロトニンの過剰放出がある。
過度のストレスにより脳が刺激を受けると⾎液の成分の⼀つ「⾎⼩板」から⾎管収縮の作⽤を持つ「セロトニン」が⼤量放出されの脳の⾎管も収縮。時間経過とともにセロトニンが分解・減少すると⾎管は⼀気に拡
張し⼀気に頭痛が起こる。
偏頭痛の誘因
・精神的・肉体的・外的ストレスからの解放によるもの
緊張が解けてしまったとたんに偏頭痛が始まったという⽅に多いパターン。
これはストレスがかかっている間は緊張によって収縮した⾎管が、ストレスから解放されることでリラックス状態になり⾎管が⼀気に拡がるためと考えられます。
・女性ホルモンの分泌バランスの変化によるもの(女性の方)
⼥性ホルモンのエストロゲンの分泌量の変動と関係があると⾔われ、⽉経の始まる1〜2⽇前や⽉経中、排卵時などによく起こります。
逆に妊娠中、閉経後はエストロゲンが安定するため偏頭痛は治りやすくなります。
・遺伝
⺟親が偏頭痛持ちの場合、⼦供が偏頭痛になる確率は5割以上にのぼるとされています。
・アルコールや特定の食べ物によるもの
アルコール(特に⾚ワインなどポリフェノールが含まれるもの)や防腐剤として使われている亜硝酸ナトリウム、中華料理などに含まれるグルタミン酸などの添加物などが⾎管の収縮や弛緩に関係するとされている。
・空腹によるもの
⾎糖値の低下によるもの。⾎糖値が低下することにより逆に⾼⾎糖が助⻑されてしまい、⾎管に⼤きな影響を与えてしまうため。
・天候・温度差
気圧や温度差によって⾎管の収縮、弛緩の働きが激しくなるため。
対策・セルフケア
マグネシウムの摂取
偏頭痛はセロトニンという物質の増減が⼤きく関わっているとされています。セロトニン合成のためには細胞内のミトコンドリアが活発に動いていないといけませんが、偏頭痛の⼈はそれが低下してしまっています。
低下するとナチュラルキラー細胞内のカルシウムイオン、マグネシウムイオンの調整ができなくなり、異常興奮を起こして偏頭痛の発作が起こる。よって上⼿にマグネシウムを摂取することで頭痛の軽減に役⽴つと
されています。
マグネシウムを含む⾷品
あおさ・昆布・⼤⾖・きな粉・するめ・あさりなどなど
住所:愛知県一宮市昭和2-4-17 グリーンアップル
交通:名鉄尾西線観音寺駅より徒歩5分
受付:10:00~21:00(最終受付20:30)
休日:不定休
備考:完全予約制