肩こり
お腹が少しずつ大きくなってくると、重力によってお腹が引っ張られる事で、全身の筋膜は繋がっているため、肩のほうの筋膜まで引っ張られてしまうため、伸ばされた肩の筋肉は血流も悪くなってしまうため肩こりを発症してしまう可能が高いのです。こういった肩こりに対しては、表面の筋肉や筋膜ではなく背骨についている筋肉のような深い筋肉や筋膜を調整する事で姿勢を維持させやすくなる
腰痛
背骨の一部である腰椎と呼ばれる腰の骨は通常お腹側に前弯しています。妊娠してお腹が大きくなってしまう事で、その前弯はさらに強くなってしまうのです。腰の前弯は通常足からの衝撃などを逃しているためにあるのですが、前弯が大きくなってしまった事で腰に直接かかる負担までも大きくなってしまうという事なんです!それによって腰そのものダメージが蓄積してしまって痛みが出てしまっているという事です。腰そのものの筋肉も大切かもしれませんが、腰を支えているお尻の筋肉や太もももより大切なのです。
肩こりからの頭痛
この症状は妊娠時期のみだけではありませんが、妊娠時期の場合はお腹が大きくなった事で姿勢の崩れが生まれてしまい、肩こりが悪化してしまう事で、肩から首にかけて筋肉が硬くなってしまい血流が悪くなった事で頭への血流が悪くなり頭の痛みが出てしまうのです。これは「緊張性頭痛」と言われるもので、血流の悪さからでる症状です。対策としては首から肩にかけての筋肉の硬さや繋がっている筋膜を調整する必要があります。
足のむくみ
妊娠時期の一番起こりやすいこの症状で女性が一番悩む症状ですよね。これは女性ホルモンであるプロゲステロンというホルモンが皮下組織に水分を貯めるという役割があるためそのために足がむくんでしまう。さらに子宮が大きくなるにつれて、足の付け根や腹部にある静脈(心臓に血液を返す通り道)を圧迫してしまう事で、血液がうまく戻らずむくんでしまうのです。対策としては足の筋肉を使いやすくするために筋肉を柔らかくしておいて、軽い運動や足を上げて寝ることや着圧ソックスなども対策としてはいいですね。
安定期と呼ばれている妊娠16週(5ヶ月)目以降から出産前まで施術を受けることは可能です。
お腹が少しづつ大きくなってくるこの時期、身体の不調も出やすく、精神的にも不安定となりやすくなるため身体の定期的なケアをオススメ致します。
※ただし、双子さんのご懐妊に関しては妊娠初期から出産まで安定した時期というものがないため、受けられる場合に関しては医師の確認のもと受けられるようお願い致します。
施術ができる箇所(黄色)・出来ない箇所(青色)